釣りを続けていると、道具はじわじわと増えていく。

気づけばルアーケースがいくつもあって、「このルアー、いつ買ったんだっけ」というものがちらほら。正直に言うと、僕もそういう時期があった。

衝動買いをしたわけじゃない——と思っていたけど、よく考えたら十分すぎるほど衝動買いをしていた。

この記事では、釣具にかけるお金を賢く管理するために僕が実践していること、そして今もやり続けている「シンプルなルール」を紹介する。

釣具の衝動買いは、なぜ繰り返してしまうのか

ネット巡回が一番の罠

ソファでスマホを見て釣具を物色するイラスト

釣りをしている人なら分かると思うけど、釣具店やネットショップを「なんとなく」見るのが習慣になっていることがある。

特にネット。Amazonや楽天、ヤフーショッピング、専門の通販サイト。気づいたら巡回している。「欲しいものがあるから」じゃなく、「なんとなく見たい」だけで。

そして見ているうちに「これ良さそうだな」と思って、気づいたらカートに入っている。

僕が後悔したのも、そういう流れで買ったルアーがほとんどだった。使わない。使ったとしても1回だけ。「なぜ買ったんだろう」と後から思うやつが、引き出しの奥に眠っている。

「いつか使うかも」の誘惑

もう1つ厄介なのが、「いつか使う」という言い訳。

カラーバリエーションが気になった、レンジが違うから持っておきたい、セールだから今のうちに——そういう理由で買うと、ほぼ使わない。釣り場の状況が変わればいつでも出番があると思っていても、実際には「その状況」がなかなか来ない。

結果として、使わない道具が増え続ける。

僕が変えた、たった1つのルール

転機になったのは、「ネット巡回をやめた」ことじゃなく、「巡回するけど買わない」に変えたことだった。

お気に入りに保存して、一晩置く

今は、気になった道具はとりあえずお気に入り(ウィッシュリスト)に保存するだけにしている。そのまま購入しない。

一晩経って翌日見ると、「あれ、これそんなに欲しくなかったかも」ってなることが多い。衝動のピークは短い。少し時間を置くだけで、かなり冷静に判断できるようになった。

釣り場に行ってから決める買い方

釣り場でタックルボックスを確認する釣り人のイラスト

もう1つの大きな変化は、「釣り場で必要と感じたものだけを買う」というルール。

現場で「このレンジを攻めたいのにルアーがない」「このカラーが今日は絶対有効だ」と感じたとき、それが本当に必要なタイミング。その場で買うか、帰り道に立ち寄って買う。

ネットで「なんとなく良さそう」から買うのと、釣り場で「これが必要だ」から買うのでは、使用率がまったく違う。

手持ちの道具を「見える化」する

まず収納を把握することから始める

道具が増えすぎると、何を持っているか分からなくなる。僕も一時期そうだった。

今は収納を把握している。全部は無理でも、「このルアーケースには何が入っているか」くらいは把握しておく。そうすると、「あ、似たやつ持ってた」と気づけることが増えた。

把握していないと、同じようなものを二重買いしてしまう。

持っているものと比較してから買う

釣具店でルアーを見て「良さそうだな」と思ったとき、僕はこう考える。

「手持ちの中に、これと似た動きをするものはないか?」

カラーが違うだけ、サイズが少し違うだけ、という場合は、だいたい家に帰っても同じ結果が出る。それなら買わなくていい。明確に「これにしかできないこと」がある場合だけ、購入を検討する。

道具選びで迷ったことがある人には、高い道具は要らなかった|”ちょうどいい”タックルで釣りを楽しむ方法も合わせて読んでみてほしい。「ちょうどいい」を見つけるヒントになる。

釣具屋で迷ったとき、自分に問いかけること

「それは本当に必要か?」という自問自答

手に取ったとき、まず一言自分に聞く。

「それ、本当に必要?」

シンプルすぎるけど、これが意外と効く。「欲しい」と「必要」は違う。欲しいだけなら、一晩待てる。必要なら、理由がはっきり言える。

理由が言えないときは、たいてい「欲しいだけ」。

似たルアーが手元にないか確認する

もう1つのチェックポイントは、「同じようなものが家にないか」。

記憶だけじゃ不安なら、買う前にスマホで収納の写真を撮っておく方法もある。「あの引き出しの中に似たカラーがあった気がする」という感覚があるなら、それは買わないサイン。

予算を決めなくても、無駄遣いを減らす考え方

「月○○円まで」という予算を決めるやり方もあるけど、僕は今のところ決めていない。必要なものだけ買う、を徹底した方が自分には合っている。

「必要なものだけ」という基準を軸にする

予算を決めると、「今月まだ余裕があるから」という理由で買ってしまうことがある。それよりも、「必要かどうか」という基準を一本持っておく方が、無駄遣いの根本を断てる気がしている。

金額の制限より、判断基準を変える。それが僕には向いていた。

使わない道具を増やさないための習慣

シンプルにまとめると、これだけ。

  • ネットで見つけたらお気に入りに保存→翌日も欲しければ検討
  • 釣り場で必要と感じたものだけ買う
  • 手持ちと比較してから判断する
  • 「本当に必要か?」と一度自問する

特別なことは何もない。でも、この4つを意識するようになってから、引き出しに眠る未使用のルアーは確実に減ってきた。

まとめ:釣りのお金管理は、シンプルが一番

派手なテクニックは要らない。

衝動買いを減らすために必要なのは、「釣り場で必要と感じたものを買う」というシンプルな基準と、「本当に必要か?」という一言の問いかけだけ。

道具が少なくなると、逆に1本1本への感着が増す。「これは必要と判断して買ったルアー」という感覚は、なんとなく買ったものとは全然違う。

釣りにかけるお金を減らしたいというより、納得して使えるお金の使い方をしたい。そう思っている人に、この考え方が少しでも参考になれば嬉しい。

あなたが衝動買いを踏みとどまったエピソードや、やってみた管理術があればコメントで教えてください!

釣具を上手に管理してお金を浮かせたら、次は固定費全体の見直しも効果的だ。年8万円の釣り資金を”節約ゼロ”で作る方法も参考にしてほしい。

釣具の整理に興味があれば、まず手持ちの道具を全部並べてみてください。どれが本当に必要かが、意外なほどはっきりします。