最初に結論を言います。

朝まずめを習慣にしてから、釣りに行く回数が月3〜4回から月10〜15回に増えました。でもこれ、時間が増えたわけでも、お金が増えたわけでもありません。

同じ時間、同じお金で、釣りの頻度が3〜4倍になった話です。


そもそも「朝まずめ」って何?

釣りをやっている人には常識ですが、念のため。

朝まずめとは、夜明けから日の出後しばらくの時間帯のこと。魚の活性が最も高まる「黄金タイム」です。水中のプランクトンが光に向かって浮上し、それを食べる小魚が動き出し、その小魚を狙う大型魚も動き出す——という連鎖が起きる時間帯です。

季節にもよりますが、日の出の30分〜1時間前がピーク。1〜2時間の短い釣りでも、ここを外さなければちゃんと結果が出ます。


習慣化する前の私はこうだった

朝まずめを意識する前、私の釣りは「休日まとめて行く」スタイルでした。

でもこれ、思ったより行けないんですよ。天気が悪い、家族の予定が入る、体調が優れない、前日に飲んだ——気づいたら2〜3週間釣りに行けていない、なんてことがざらにありました。

月3〜4回がやっと。それが慢性的なストレスになっていたのは確かです。釣りに行けないと気持ちの逃げ場がなくて、なんとなくモヤモヤしたまま週を過ごす感じ。


暗い早朝の駐車場で釣り竿を車に積む男性

朝まずめ習慣で変わった「時間」の話

月3〜4回が、月10〜15回になった

天候次第ですが、今は仕事がある日でも釣りに行きます。暗いうちに起きて、車で15〜20分の釣り場へ。1〜2時間だけ投げて、帰って仕事に行く。

これを繰り返すうちに、月の釣行回数が3〜4倍に増えていました。「仕事があるから行けない」が「仕事前に行ける」に変わった、それだけのことです。

釣りのために、早寝が自然に身についた

意外な副産物がこれです。

朝4時〜5時に起きるためには、夜9時〜10時には寝ないといけない。最初は少しきつかったですが、慣れてしまえば夜更かしへの欲がなくなってきます。釣りのために夜更かしをやめる、というのが習慣の入口でした。

結果として体調が安定して、仕事のパフォーマンスも上がった気がします。釣りが、生活リズムを整えるきっかけになるとは思っていませんでした。

朝焼けの中でロッドを振る、あの感覚

これは数字で語れないんですが、伝えたい。

オレンジ色に染まった空の下でルアーを投げる瞬間があります。魚が釣れてもボウズでも関係なく、「今日もう勝ってる」という感覚があります。出勤前に、すでに自分の好きなことをやり切っている。その充実感は、一日中続きます。

ストレス解消になるのはもちろんですが、それ以上に「今日はいい日だ」という気持ちで仕事を始められるのが大きいです。


朝まずめ習慣で変わった「お金」の話

1回あたりのコストが劇的に下がった

休日に遠征するスタイルだと、1回の釣行に高速代・ガソリン代・食事代などで5,000〜10,000円かかることも珍しくありません。

朝まずめは近場限定です。往復30〜40分の道のり、ガソリン代は数百円。それで1〜2時間、十分に楽しめます。

月10〜15回行っても、コストは以前の遠征数回分とほぼ変わらない。頻度が増えて、支出は増えない。それが朝まずめスタイルの本質だと思っています。

「行けない不満」がなくなって、無駄買いも減った

気づいたらこういう変化もありました。

釣りに行けない日が続くと、その鬱憤をタックルの衝動買いで発散していたんですよね。「新しいルアー買えばモチベ上がるかも」って。でも行けてれば買わなくていい。

頻度が増えたことで、逆に道具への物欲が落ち着きました。「あれが欲しい」より「早く使いたい」になるので、衝動的な出費が減った感覚があります。


4:30 AMのアラームが設定されたスマートフォンと釣り雑誌

失敗から学んだこと:睡眠だけは削ってはいけない

正直に言います。最初のころ、睡眠を削って釣りに行っていた時期があります。

結果、体調を崩しました。仕事にも影響が出て、釣りに行けない日まで出てきた。本末転倒です。

朝まずめ習慣の唯一のルールは、「早起きするのではなく、早寝をする」です。睡眠時間は削らない。これを守らないと、習慣そのものが続きません。前日に無理をしない、夜更かしをしない——これだけ意識すれば、朝は自然と起きられます。


まとめ:「時間もお金も足りない」の正体

釣りに行けない理由を、時間やお金のせいにしていた時期がありました。でも実際に変えてみてわかったのは、問題は「量」ではなく「使い方の設計」だったということです。

朝の1〜2時間は、誰にでもあります。それをどこに使うか、それだけの話でした。

釣りのために生活を変えようとしたわけじゃなくて、釣りを続けようとしたら生活が整っていった。そういう感覚が一番近いです。

「時間もお金もない」と感じているなら、まず明日の朝だけ試してみてください。近くの釣り場に1時間だけ。それだけで、何かが変わり始めると思います。

あわせて読みたい